Appleの「App Store」はゼロ年代の輝かしい!金字塔では
ありますが、...少し古いなと感じてきました。
何が古いかというと、「Store」というのががどうにも。
その点、Android Storeも同じです。Chrome Web Storeも。
わざわざStoreをはさんでDeliveryする意味はなんでしょう?
ゼロ年代の遺物にすぎないのでは?
使ってもらうなら、Webサービスで十分!?
わざわざダウンロードするネイティブアプリでなくとも、
ウェブサービスで十分という視点もあります。
最大の利点は「URLをクリックするだけで使える」という
基本的なところにあります。
ブラウザがOSのポジションを志向している現在、
ブラウザの機能は年々進化しています。
2000年代前半のブラウザと、これからの10年のブラウザは、
全く違うわけです。
HTML5ひとつとっても、XHRひとつとっても。
通信環境の壁はやがてなくなる
ネイティブアプリだと、利用時に通信がいらない。
ウェブサービス だと、利用時に通信が必要。
── というのも片側からの視点です。
ウェブアプリも、キャッシュのコントロールが、
HTML5で明示的・安定的になりつつあるいま、
「通信が切れていても使えるウェブサービス」が
今年中には登場すると思います。
いずれにしても、
バージョンアップを想定する以上、通信は必須です。
ウェブアプリの強みは何より、そのバージョンアップが
手軽(というか意識する必要がない)という点になります。
また、通信ネットワークは世界中でどんどん整備されています。
「収益の果実」はひとつではない
ネイティブアプリの残る利点は、課金ができることですが、
実際の事例はほとんどが無料アプリを起点としています。
ビジネスモデルとして、有料課金・アプリ内課金を
主眼にしないならば(広告収入だけを意識するならば)、
もはやアプリ形態でDeliveryする必要はありません。
さらに「Google In-App Payments」が手数料わずか5%で
国内でもスタートしました。
http://www.publickey1.jp/blog/11/webgoogle_in-app_payments5.html
特定のアプリマーケットにも、ブラウザにも依存しない
時代がもうすぐそこまで来ています。
Apple社からみたストアとは
故SteveJobs氏も、
ウェブサービス志向だったいう話を聞いたことがあります。
ただiPhone発売当時の、ブラウザの技術仕様が追いついていないために
「たまたま」アプリという文化でスタートした、という話を聞いたことがあります。
Apple社にとっては、
iTunesはただのおまけ(付加価値、つまり売るための手段)にすぎなくて、
本質はやはり、ハードを売ることが主眼なんだと思います。
それは、iOSがついこの間まで「母艦PCが必須」だったことからも
お察しがつくかと思います。
そうであれば、ネィティブアプリ配信を絶対視することもないでしょう。
必要に応じて使い分ければいいのです。
まとめ:「Storeをすっ飛ばせ」
2011年からのWebの10年は、
いかに「Store」をすっ飛ばすかが、隠された鍵だと思います。
さらなるウェブサービスの進化がみられるはずです。
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2012年1月2日月曜日
Appストアが時代遅れになる日
~ ネイティブアプリ VS ウェブサービス
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