2009年12月31日木曜日

1:5の法則

■1:5の法則は、【新規顧客に販売するコスト】は【既存顧客に販売するコスト】の5倍かかるという法則です。

■5:25の法則は、【顧客離れを5%改善すれば、利益が最低でも25%改善される】という法則です。

信頼関係で結ばれている馴染み客であれば、派手な広告宣伝やキャンペーン展開などのコストが少なくて済む。だから、顧客の流出を食い止めるだけで、すぐに 5倍もの利益改善につながるという。

本当によい商売のやり方というのは、やっぱりリピーターを大事にすることが基本なんだろう。

 

 

2009年6月30日火曜日

twitterするブックマークレット(Bookmarklet to twit)

twitter用のブックマークレットを作ってみました。自分でつぶやく一歩手前まで行けます。
This is a bookmarklet which lets you to twit easily.


■ 機能1:見ている任意のページのタイトル とURLをtwitterに送ります
   〔テキストをブラウザで選択していないとき〕
Function1: Send URL and title of current page to twitter.

■ 機能2:選択中のテキストと、URLをtwitterに送ります。
   〔テキストをブラウザで選択しているとき〕
Function2: Send URL and selected text to twitter.
(when you select something in your browser)



▼ブックマークレットのリンク
Link of Bookmarklet
bookmarklet to twit


上記リンクをお気に入りに追加してください。
または、下記のURLでお気に入りやブックマークを作ります。
Please add this link above to your browser's Favorite.
Or, create new bookmark of the URL as follows.

▽URL start▽
javascript:var d=document,w=window,e=w.getSelection,k=d.getSelection,x=d.selection,s=(e?e():(k)?k():(x?x.createRange().text:0)),f='http://twitter.com/',l=d.location,q=(String(s).length? (s+' '+(l.href)):((d.title)+' '+(l.href))),e=encodeURIComponent,p='?status='+e(q),u=f+p;a =function(){if(!w.open(u,'q','toolbar=1,resizable=1,status=1,menubar=1,scrollbars=1,location=1, width=660,height=800'))l.href=u;};a();
△URL end△

インターネットのページについてつぶやきたくなったら、このBookmarkletをお気に入りから選択するだけで、見ているページの情報をtwitterに転送し、自動挿入します。


 

 

2009年6月10日水曜日

「ケータイサイト」ビジネスの落日

あと5年でPCからネットをしなくなり、モバイルが当たり前になる(!?)という引用を以前したが、その姿がおぼろげながら見えてきた。ケータイサービスの地位が上がるのかと思いきや、逆の様相でしたというお話。

ポイントは、今の状況でみんながPCサイトをやめて携帯サイトに移行するわけではないという点。

5年以内に、携帯電話でPCサイトが普通に見られるようになり、iPhoneやAndroid携帯で、さくさくPCサイトを見るようになる。誰だって同じ手軽さならば、情報量を抑えた不自由なケータイコンテンツよりも、オープンなPCコンテンツの方がいいに決まっている。

よって、いわゆる現今のケータイサイトは、残念ながらすたれる。ポケベルみたいな過去の遺物になる。PCサイトビューアーwとか言ってたのが自分でも懐かしい。

今それができないのは、(1)通信速度(2)端末対応(3)端末性能(4)パケット代 の4つの壁があるからなのだが、賢い読者のみなさまもおわかりのように、(1)このままWiMaxが普及すれば解決 (2)Android携帯が普及すれば(iPhoneはそのままで)解決 (3)このまま性能アップを重ねれば(AndroidOSは軽いし)解決。(4)が最大の壁だったりするが、定額制の流れは崩れない。いまのパケホの1.5倍以内の値段に落ち着けば解決でしょう。

というわけで、ケータイサイトビジネスはやばいぞ。

「PCは無料でケータイサイトは有料」というビジネスモデルが多いけど、ね、ケータイでPCサイトが普通に見れたら崩壊してしまうのでは? 地図サービス、天気サービス、占いサービス。。。ザッパラスさんとか、どうするんだろ。英辞郎も心配だ。

これからはむしろ、モバイルのTPOで活きる、リッチなウェブサービスが大事であろう。したがってモバイルを考えるに当たって、通信量やページ動作の軽さなどは、考慮の優先順位が下がる。Javascript(Ajax)も使える。逆にPCサイトを作るにときには、なるべくコンパクトなレイアウトにすることが求められるであろう。ついでに、Flashの地位が低下するだろう。


いずれにせよ、これは進化だ。

ガラパゴスの中で今までごまかしてきたメッキがはがれ、再度サービスモデルの構築が必要になるが、既得権にしばられない すべてのPlayerにとっては新たなチャンスである。


p.s.
ケータイサイトが無くなることはなくて、まだ10年ぐらい、軽いページのありがたみがあるうちは残るでしょう。が、いずれにしても時間の問題。

p.s.
昨日、Googleのカンファレンスに行った際にAndroid携帯をいただいたのだが、使ってみて大変衝撃を受けました。






 

2009年6月5日金曜日

この技はもっと評価されていい

さきほど作業効率をUPする方法について書いたのだが、後追いで大事な技を追記したい。すこぶる便利すぎて、あたりまえになっているため忘れていた。

しょっちゅう使うアプリは、2ストロークで起動しましょうという技です。


以下、引用。


使用頻度の高いアプリケーション・ソフトをドラッグ&ドロップ操作によって登録し、さらに先頭の文字やアクセス・キーに重複がないように名前変更を行ってある。これにより、使用頻度の高いアイテムは、常にWindowsキーに続けてアイテム名の頭文字(あるいはアクセス・キー)をタイプするだけで起動できるようになっている。

(○1)これらのアイテムが、数字を先頭に付加するように名称変更したもの。数字キーをタイプすると起動できる。

(○2)このアイテムは、先頭の文字がほかのアイテム、あるいはアクセス・キーと重複していないので、名前は変更していない。

(○3)アクセス・キーが設定されたアイテムの例。コントロール・パネルの場合、[C]をタイプすると起動するので、ほかに[C]で始まる名前を持つアイテムが存在すると重複が発生し、キー一発で起動できなくなる。



「1」で始まる名前を持つアイテムはほかに存在しないから、[Windows]-[1]というキー操作によって、瞬時にWordを起動できる。同様に、[Windows]-[2]ならExcel、[Windows]-[0]ならPaint Shop Proが起動する。

 なお、「Winポチ」の「W」や「QuickBooks」の「Q」は、ほかに同じ文字で始まる名前、あるいはアクセス・キーを持つアイテムが存在しないようになっているので、名前は変更していない。

 名前の先頭に数字を付加する場合、重複を防ぐには最大10個しか登録できない点と、この場所に登録されているアイテムの名称変更が[すべてのプログラム]以下に登録されているアイテムにも自動的に反映されてしまう点が難点だが、特定のアプリケーションを素早くキー操作だけで起動したいという場合、試してみる価値はあるだろう。



引用ココまで。

http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/269quickstart/quickstart.html


 

2009年5月16日土曜日

IT関係の法則のまとめ+ε

■ムーアの法則:
コンピュータの処理能力は18か月ごとに倍になる


■ギルダーの法則(改訂版):
通信網の帯域幅は1年で2倍になる


■Kryderの法則:
情報量当たりのハードディスクの容量コストは……略


■Okajimaの法則:右よりも左(ムーアの法則)の方が早い
ムーアの法則 > ソフトウェアの肥大化


■メトカーフの法則:
通信網の価値は利用者数の二乗に比例する。また、通信網の価格は利用者数に比例する


■収穫加速の法則:
新たに大きな出来事が起きるまでの時間間隔は、時間の経過とともに短くなる。



以上、まとめ終わり。(マイナーなものはそれぞれググってね)

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そこで私も、いくつか考えてみました。

■Hogehogeの第1法則:
『情報を発信する手間は、5年で半分になる』

情報をアウトプットするためには、かつてはチラシやパンフを刷っていたものが、ホームページに変わった。∴情報の可変性、到達性の手間が激減。
HPから次は、BLOG。∴ページ作成の手間と必要知識が激減。
さらにSNSでもっと手軽に。このへんから所謂、web2.0。
さらにtwitterなどのミニブログで、ますます手間がかからなくなりつつある。

以上のように、アウトプット環境は劇的に変わった。次の波は「動画」で、同じような軌跡(公開に手間がかからなくなる)をたどるであろう。

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■Hogehogeの第2法則:
『一人の人間が情報をインプットできるキャパは、不変である』

前章の発信とは逆に、インプットはどうだろう。デバイスが「どこでも化」「いつでも化」したということはまず言えるものの、、、
PC→
PC +携帯→
PC +携帯 +TV,ゲーム,iPhone…→

しかし!、インプットにかける手間自体はあまり変わらない。
2次元の平面をスクロールして、目と耳から情報を得ているスタイルは同じだ。効率の点では進歩はそれほどない。しかも、1日が24時間であることは、人類普遍の上限だったりする。

つまり、昔は「情報」が希少価値であったが、今は「人」「時間」が希少価値。


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もうひとつ考えてみました。

■Hogehogeの第3法則:
『欲しい情報の量は、5年で倍になる』

「興味の多様化」と、「情報の多角化」の相乗効果を想定してみた。

もしかしたら、冒頭4つ目の「Okajimaの法則」は、
興味の多様化 > ムーアの法則 > ソフトウェアの肥大化
なのかもしれない。我々は、より効率的な情報取得ツールを、常に開発し続ける必要がある。


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■結び

ここ15年ほどで情報メディアも、(アナログ媒体)→(ホームページ、メール、掲示板)→(BLOG)→( SNS、RSS )→(動画、ミニブログ…) と新しいものが次々と現われ、集合知も目覚めた(?)が、情報の渦に飲み込まれる点は結局同じ。ここをどげんとせんといかん


以上、雑感ながら小考をメモする。








 

2009年5月2日土曜日

ボトルネックへの2つの対処法

ボトルネックの概念は工業生産・システム開発・サービス提供などの業態に限らず、ものごとを進める上での大切な視点だ。

ボトルネックへの対処法は2つある。
(1)ひとつは、ボトルネックそのものの解消解決をめざすこと。
(2)もうひとつは、ボトルネックを折り込んでプロセスを見直し、全体最適を模索する方法だ。


例えば、衣類の洗濯(洗い物→洗濯→日干し→たたむ→着る)に置き換えた場合、ボトルネックは天気の良い日にしかできない「日干し」の段階だ。
(1)での解決方法は乾燥機の購入や、雨天でも干せるような設備であろう。
(2)では、天気が良い日にのみ、洗濯を行なうようにする(天候を中心に予定を組む)、
...といったかたちとなる。

注目すべきは、この(2)では、全体のプロセス進行の支配権が、ボトルネック部門に移ることだ。
下手をすると、発言権も。これは好むと好まざるとにかかわらず((1)でない限りは)、必ずそうなる。

弊社のサービス提供にあてはめると「企画-研究-調査-開発-デザイン-PR-販売-運用」の順でプロセスがあるのだが、まさにボトルネックは「開発」である。リソースの不足なのではあるが、プログラマーを新たに雇うのは時期尚早なため、現状は(2)の策を取らざるを得ない。

したがって、一番の業務内容である「企画」はいったん脇に置いて、「開発」を業務プロセスの支配部門にするしかないのだ。

志をもって起業した身には譲歩だが、資本力をもつまでは我慢なのだろう。この割り切りと飲み込みが、まずは出発点(当たり前だが)。




 

2009年4月21日火曜日

日本人はなぜシュートを打たないのか?

気になるタイトルのではある。この作者が書いているコラムを読んだ。
http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_4.folder/08_japan_2.11.html


基本的に農耕民族である日本人の場合、やることは決まっているから、そのルーチンワークを、遅滞なく、またミスなく着実に(真面目に)実行していくことが求められる・・という生活の仕方に対するベーシックな態度があると思います。だから、社会性や協調性が問われる集団主義的な発想が根付いていく!?

それに対して、サッカー発祥の地は、基本的に狩猟民族の文化。狩猟プロセスでは、失敗は当たり前だからね。何度も、何度も、トライ(リスクチャレンジ)&エラーを繰り返すしかないというわけです。それも、自分自身の判断と決断をベースにして。だから、個人主義的な発想が根付いていく

前述した文化的なバックボーンも含めて、リスクにチャレンジすることに消極的な日本人については、その原因として、こんな背景ファクターや現象を想定できるかもしれない。



思うに逡巡は先送りにすぎず、状況を好転させるよりも悪化させることがほとんどだ。
そう分かっていても、リスク=チャンスを前にして、一瞬ひるんでしまう=好機を失うという傾向は、日本文化にその要因があったということなのか。(下記注あり)
であるとすれば、グローバル化が進んだ今は(そして世界レベルの戦いをめざすのであれば)、ビジネス面ではそういった農耕的な意識を昇華しないと危うい。


失敗した後に再びチャンスを得にくい(そう思いこまれている!?)という社会体質(仕事の内容が決まっている農業では大きな失敗は起きにくい≒失敗を犯した場合、その当事者の人格まで問われたりする!?)・・だから失敗することを極端に怖がる・・また日本では、子供のコーチが、失敗という現象を、その背景にある原因の構図をしっかりと把握せずに表面的に叱るケースが多い・・などなど(例示がちょっと舌っ足らず・・ゴメン!)。
 ということで、こんな仮説が成りたつかもしれない。日本では、「人は、失敗からしか学ぶことはできない」という普遍的なテーマを(その深い意味を)しっかり理解しようとしていない!? もっと言えば、学ばなくても(進歩しなくても)ルーチンワークさえこなしていれば安泰という社会体質も背景にある!?



私たちは、失敗した後のルーズボールの価値を軽く見すぎているのかもしれない。「人は、失敗からしか学ぶことはできない」というのはもっともであるし、「失敗からチャンスが広がる」ということも(むしろそのほうが)多いのではないか。
リスク対策をうたい文句にしたIT系のサービスは多いし、予算も獲得しやすい。もちろんそれはとてもいいことなのだが、リスク抑制とリスクテイクはバランスが大事。現状は、なんとなくリスク抑制側に偏っている気がする。リスク管理に力を入れるなら、同じくらいに、チャンス管理(!?)的な視点も必要だろう。リスクテイクは、中小ベンチャーにとっての隠れたビジネス戦略でもあると思う。

逡巡や先送りではなく、「前倒し」、いい意味での「リスクテイク」の態度で、思いっきりシュートを打ってみる。そんなビジネスライフを送りたいものである。


(さかい:注)ざっくりと、日本人の気質のひとつを捉えた話としてとりあげたが、狩猟民族も農耕民族も厳格な定義・分類があるわけではない。
現在の民族的文化の源泉をどちらに求めるのかという曖昧な話だし、例外も多い。(イタリア人などラテン系はシュートをよく打つが、農耕民族だ)。




その他:
http://satinokaitigo.hp.infoseek.co.jp/sub4-16%20minnzokunotokuseiNo1.html


(2009.6.5追記)
ちょっと変化の兆しか?本田くん頑張れ!
http://clipfork.tumblr.com/post/117747374




 

2009年4月20日月曜日

ITでは、おもちゃが生き残る

コンピュータ業界の歴史は「おもちゃ」による勝利の積み重ね
http://d.hatena.ne.jp/kwatch/20080708/1215531146
というエントリーがあった。
たしかに、MySQLもLinuxも、Javascriptも登場した頃はもっと高級な技術のおもちゃに過ぎなかったが、今は主流である。


・Multicsはろくに使われなかったのに、某研究所の片隅に転がっていたマシンで作られたUNIXは大人気に。

・そのUNIXがバカにしていたMS-DOSやWindowsは、コンシューマ用OSで世界制覇を果たした。

・国防省キモ入りで委員会によって作られたAdaは国防省の案件ぐらいでしか使われず、個人が作ったPascalやCのほうがずっと広まった。

・IBMが推進していたTokenLingは、Ethernetの安さに完全に敗北。

・RISC派がバカにしていたCISCは、RISCが得意としていたサーバ分野も制覇。

・Mac信者がバカにしていたx86は、今はMacのCPU。

・SCSIがバカにしていたIDEは、改訂を重ねて今でも主力技術のひとつ。

・BSD派がバカにしていたLinuxは、UNIX系OSとしては世界で最もよく使われているOSになった。

・OracleがバカにしていたMySQLは、GoogleやFacebookなど新興企業が軒並み採用。

・みんながバカにしていたJavaScriptは、今や空前のブーム。

・メインフレームはミニコンに、ミニコンはPCに、そして今やPCはケータイやDS-Liteに取ってかわられようとしている。

以上引用。

おもちゃである制約は、ギルダーの法則、ムーアの法則が解決してしまう。
したがって、シンプルな土台に立つ方が、洗練しやすい。つまり、時代のニーズに適応させやすいということもあり、生き残るのだろう。
手が届くこと、シンプルであること、フレキシブルであること、それがイノベーションの出発点である。

そんなおもちゃに対して、優れた&権威ある技術の方は時代を、自分たちの技術の側に合わせようと待っているだけだ。ベクトルが反対になっているのだ。技術的に優れているからと言って、普及するわけではない。




関連するエントリーとしては、
http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/259
がある。時系列に、ある技術の発展を分析している。
(滅んだ技術は、第1世代の発想を乗り越えられなかった、ということになる)

・複雑すぎた第一世代は、洗練を経て、平凡に回帰する

・新しいけれど複雑な製品は、どこかで根本的な何かを突破して、
シンプルで、画期的な何かへと生まれ変わる。

・本当に画期的な製品は、誕生と同時に、常識を上書きしてしまう。
それは一見すると、なんだか昔から存在していたような、
誰でも思いつきそうな、平凡なものに見える

・手が届くこと。それを使っている自分が想像できること。
技術の見通しがよくて、 シンプルで、あまつさえ「平凡」に見えるプロダクトが、たぶん世の中を大きく動かす



日本のITゼネコンは、官庁などに技術を高く売るために、おもちゃを蔑む傾向が強い。その結果、いずれの「おもちゃ」の時流にも乗り遅れ、ガラパゴス化し、収益構造が伸びず疲弊している。もったいない。権威に弱いのかなあとも思ったが、単に自らの利権構造をブラックボックス化しようというだけのような気もする。だとすれば、自業自得だ。





 

2009年4月11日土曜日

いつまでコピー制限は生き残るのか

Bluetoothのノイズキャンセリング型ヘッドホンを買いに行ったのだが、『SCMS-Tの制限により、音楽再生機器によっては音が鳴りません』と店員に言われ、買うのを止めた。TVディスプレイ買おうにも、COPPとかHDCP等のわけのわからん動画プロテクト規格を調べないとイケナイなんて、、、業界は消費者に何を強いているんだろう。

DVDを買うときの「ビデオ用」と「データ用」もまやかしだ。実際は中身は同じ。価格に「録音(著作権)保証料」が上乗せされているだけなのが「ビデオ用」。



P-MODELの平沢さんの記事に、音楽ソフトのコピープロテクト問題へのアプローチがあった。課題解決へのヒントを見た気がする。彼は自分でネット配信をしているのだが、曰わく、

・自分で配信するようになってからは、作品の売れ行きが伸びた
・コピープロテクトをかけないことは、プロモーションにつながる

とのこと。「違法コピーしてそれで満足してしまうようなものであれば、それは作品のせい」と喝破しています。

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0606/12/news005_3.html


平沢氏: メジャーレーベルを辞めて自分で配信するようになってからは、作品の売れ行きは伸びて、マーケットも広がってます。無料のMP3配信を監視していると、ダウンロードが24時間止まらないんです。そうしているうちに、次は世界中からCDの注文が入ってくる。そう考えると、無料で音楽を配信すること、コピープロテクトをかけないことは、プロモーションにつながるんです。これはものすごい威力ですよ。お金を払ってまで欲しいと思ってくれなければ、やってる意味がない。違法コピーしてそれで満足してしまうようなものであれば、それは自分のせいだと。作品がその程度のものでしかないと判断する姿勢を、今のところ持っています。

JASRACは、ただの集金機関に過ぎないのに多額の手数料を徴収し(だいたい印税の半分はもっていかれる)、その分配金の基準も不透明ときている。もはや時代からいつ引導を渡されてもおかしくない。それなのに、JASRAC・メジャーレーベル・AV機器メーカー・レコードショップ・配信事業者などなどが、プロテクト技術の進歩に日々多大な労力を費やしているのはばかげている。


(1)高城さんの本にもあるとおり、「一回アナログにしてから各自でデジタル化」してしまえば、デジタルコピー制限なんて意味なくなるのだ。もちろん音質の劣化など、素人には分からないレベル。

(2)そうでなくとも、コピー制限を外したコンテンツが、You●●なんかで流れまくっているので、結局プロテクト技術は、「無益」な「いたちごっこ」。

(3)しかも、プロテクト規格がわかりにくい。10回までOKとか、1回のみとか、HDCP、SCMS-Tとか、相性が合わないと、機器をつないでも動かないことがある。これは害悪以外の何者でもない。




もっとITでのコンテンツ配信が根付いたら(あと10年ぐらい後だろうか)、いっそコピー制限やめてみればどうだろう。AV機器業界、コンテンツ産業全体での成長が見込めるはずだ。金払う価値があるものは、ちゃんとカネになるから。(利権団体は、政治家や官僚と組んで阻止するだろうが)




 

2009年4月9日木曜日

Hidden Champions

WBSで紹介されてましたが、
「Hidden Champions」~物作り大国のドイツにて、「隠れたチャンピオン」と呼ばれる知名度は低いが世界シェア上位に位置する中小企業を掲載した書籍。
これらの企業の共通点は


(1)事業の集中と選択
(2)ニッチな商品をグローバル展開していること
(3)顧客との積極的なコミュニケーション


だという。確かに最近の勝ち組企業ってこんな感じだね。

事業の舵取りの上で、上記の視点は参考になる。
それぞれはよく知られたポイントだが、まとめた話ははじめてだったのでメモ。




 

2009年4月8日水曜日

このサービスにはやられた!



かわいい女性が入れ替わり立ち替わり、
時刻をお知らせする【時計】です。iGoogleでも使える。
http://www.bijint.com/
手に持った黒板の時刻が変わると共に、写真も別ショットになる。



技術的には、超がつくくらい簡単。
なぜ自分は思いつかなかったのだろうかと思うと、悔しい。
もちろん写真集めるのは労力だろうし(この労力なら楽しいだろうが)、
写真をとるスキルも必要かと思うが。



やっぱり、あまりビジネスとプライベート(?)を分けない方がいいなあと。
楽しいことや趣味を、ひたすら追究していく視点も必要だな。
技術的に高度なことは、決して必須ではないことを再確認し、
とても刺激になりました。

※とはいえ、ここ数日よく上記サーバーが落ちるように
 なってしまっている。
 人気コンテンツを目指すなら、負荷対策は必須かと。
 ひろまった途端、落ちるのはもったいない。










 

2009年3月2日月曜日

売れる技術の作り方

技術だけでは売れるものはできないとよくいわれます。では、足りないものは何なのか?
顧客視点、マネジメント、企画力、営業力・・・書籍もいろいろ出ていますが。

今日は、いくつかのブログで、UI部分やサービス設計にかかわる話がかかれていたのでまとめます。結論としては、自社のゴールを明確にして(なにをもって「まごころ」「やさしさ」とするのかを定める ) → それをユーザーから見える世界から最も「感じられる」ように演出する。になりますが、詳しくは下記。


(1)ゲーム業界のお話
http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/240


・ゲーム技術は全てフェイク技術の積み重ねで成り立っている。
・ゲームの要素技術は、現実にそれが正しいかどうかよりも、「正しいと感じられるかどうか」、すなわち理論的整合性よりも心理的整合性

機械に関わる技術には二つの方向性があるべきだと思う。
■一つは、効率。
いかに安く、いかにコンパクトに、いかに高速に、いかに大量に処理できるかという純粋なマシーンとしての性能の追求である。
効率を追求するという技術は、評価指標がハッキリしているから目標になりやすい。
「業界最大」とか、「世界最小・最軽量」とかが意味を持つ世界である。

■そしてもう一つは、やさしさ
どうすれば気持ちよくその機械を使うことが出来るか、使いたいと思うか、使い続けたいと思うか、を追求していくことである。やさしさとは優しさであり易しさでもある。
今のところその評価指標として広く一般的なコンセンサスが得られているであろうと思うのは、少なくともエンドユーザ向けのUE(ユーザエクスペリエンス)については、なるべく機械の存在そのものを意識せずに済む方が良いとされている。


「よさ」「技術的な優秀さ」よりも、「よく感じられること」「快適さ」のほうが大事なんですね。ユーザーから見える世界を測定して、それを「上手に欺く」こと。虫の良い期待に「応えたように動く」こと。その基準のわずかな差が、売れるか売れないの差なのだろう。関連するエントリーですが、さらに、


(2)ケータイ業界のお話

技術だけでなく真心があることが本当の武器
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20090129

こんな話もあった。
ケータイ業界の開祖の一人であり、元バンダイニュープロパティ事業部部長だった林さんは、今はご自身の会社で、ユーザーサポートをしているのだと言う。

それを聞いて僕は驚いた。

 「社長自らユーザーサポートをされているんですか!?」

 「はい。お客様の苦情に対応するのはね、それ自体コンテンツなんですよ」

そう言われてハッとした。
とても真似できないが、超一流の人というのは、そんなことまで考えて仕事をしているのである。


仕事の成否を決めるのは、数字や分析やスペックや事業計画書であらわされるものではなく、こういった「まごころ」みたいなものなのだろう。バンダイネットワークスはケータイ業界で高い技術力を持つことで有名だが、技術だけでなく「まごころ」があることが本当の武器なのだろう。


こうしてみると、(1)も(2)も、いまのところ客観的な評価指標がない。ある機械をやさしいと感じるかどうかは人それぞれなので、「こうすればやさしくなります」とは断言できない。使う人の立場や習熟度によっても変わってくるし、正解はない。ただ、ゴールを明確にして(なにをもって「まごころ」「やさしさ」とするのかを定める ) → それをユーザーから見える世界から最も「感じられる」ように演出する。...ことがヒントではないかと思った。









 

2009年3月1日日曜日

顧客から見える風景

プロと素人の仕事の違いについて、ためになる考察 がありました。


■素人は「中身」も「見栄え」も同じように丁寧に取り組むが、それゆえに押さえるべきところを詰めきれず、「素人っぽい」仕上がりになる。
■プロは顧客から見える部分=「見栄え」にまず努力を配分するから、押さえるべきところにぬかりはない。そのかわり、見ない部分=「中身」は適当に力をぬいていたりする。

誠実に仕事をしたのに、顧客が馬鹿で評価してくれない、というならそれは「素人」のセリフ。「プロ」はまず「顧客の風景」を最高のものにできるような働きかたをする、という内容だ。要するに、プロなら見栄えから入れよって、話ですね。中身は必要にして十分であればよい。

しかも、顧客の目から見えるものというのは想像以上に少ない。もっといえば全く異なる視点だ。なので、顧客の見る風景を見切ることも「プロの仕事」のうちだという話がためになった。


例:


・プロの大工さんの「仕事」というのは時々いい加減で、見えない屋根裏側の断熱材なんかは無理矢理押し込んでる印象。しかし、目に見える壁紙の「コンマ数ミリ」の段差はきっちりと合わせる。こうしたごくわずかな差というものが効いてくる。

・料理人なら、「味」には何ら関係ない、料理の配置だとか、お皿の色みたいな部分に、プロは素人よりもより多くの努力量を投入する。

・フェラーリの車についている「跳ね馬」の紋章には、けっこうお金がかかっているらしい。紋章はその代わり、けっこういい加減な固定をされていたり、ボディーを外したフェラーリは、内部の配線だとか、エンジンやトランスミッションの構造だとか、必ずしも工学的に突き詰められているわけではないらしい。

・外科系でいえば顧客が評価するのは、痛みの有無と傷痕の綺麗さ。医療技術は見えてない。

http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/222





 

2009年2月20日金曜日

どうしてAmazonは勝ち、bk1は負けたのか

2000年代初頭の2大オンライン書店であるアマゾンとBK1。いまや雌雄は決しましたが、友人とその理由について議論しました。孫子の兵法「強国と同盟を結べば、勝ってもその捕虜となる」に思い至りました。



2000年代初等

■Amazon:
(-)弱み:再販制度という参入障壁
新参者=書店の敵、秩序破壊であるとみなされ、東販などの伝統的な取次店から取引を断わられた。

■bk1
(+)強み:伝統的な大手の取次店と仲良し。




経過

■Amazon:
  小規模な取次店と契約してなんとかOPENにこぎつける

■bk1
  大手取次店と組んで順調な滑り出し




その後

■Amazon:
(+)強み:大手と組まない分、「書評」が自由にかける!!!ので、
ユーザーのブックレビュー(書評)の書き込みが充実し、売上拡大の要因となった。

■bk1
(-)弱み:大手の取次店と組んでいるため(出版社とのしがらみがあり)、ユーザーによる書評、ランキングがつけられない




現在、アクセス数で、50対1の差です。

■Amazonジャパン:
(勝)PVランキング 127位 リーチ 0.557%

■bk1: http://www.bk1.jp/
(負)PVランキング 8,595位 リーチ0.012%





まさに孫子の兵法:
「強国と同盟を結べば、勝ってもその捕虜となる 」ですね。

大きいアライアンス先と組むことはメリットとデメリットの両方があるということを、ベンチャーは知っておいた方が良いですね。私はユーザー視点に日々こだわり続けたいと考えます。






 

Googleを浪費せよ

以前、「テレコズム」ジョージ・ギルダー著
http://memologue.blogspot.com/2008/02/blog-post_05.html
の読書メモで書いたように、「帯域を浪費せよ」が2000年代のテーマでした。

では次、2010年代は何か?
私は「Googleを浪費せよ」だと考えます。


実際はウェブサービスであればYahoo!だったり、何でもよいのですが、

・Googleアカウントなども、複数アカウントを取って公私で使い分ける。
・ブログも、趣味別や目的別にいくつも作る。
・iGoogle, GoogleAlert, Googleカレンダーなどに詰め込みまくる
・Gmail追加アカウントをバックアップ&検索用&自分メモ用に使う

が、最近の私の傾向です。





 

「QRコード.jp」始めました。

しばらく放置していたのですが、対応ブラウザも増えてきましたので、
日本語ドメイン「QRコード.jp」の運用を始めました。

日本語ドメインに対応しているブラウザでしたら、下記のリンクで「 QRのススメfor Business 」に飛びます。

【日本語JPドメイン】 http://QRコード.jp/


一旦、QRコード.jpのダミーコンテンツにつながり、そのままステータスコード301でリダイレクトしています。SEO効果のほどは検証中です。





 

2009年2月14日土曜日

アインシュタインの言葉から


「天才は、学者のように
 過去の天才の著作権を大事にせずに、
 天才の作ったものを勝手に盗んで、
 自分のために利用して作品をつくりあげます。
 そうしてできた作品が、将来また遺産として、
 学者に大事にされて保護されてゆく、というわけです」


デジタルコピーの問題を考えるうえでのヒントとして引用。
天才か学者か、我々は姿勢を問いかけられている。

 


 

2009年2月4日水曜日

インターネット検索事業者に提案

キーワードの検索頻度(検索ボリュームと呼ばれる)の情報を、
有料で売ればいいのに。
絶対に買う人、例えばSEO・SEM業者が多いはず。



 

地図と天気のサービスで思う

地図を見るときは、たいてい出かけるときである。
であれば、そこにお天気情報が一緒にあれば便利だ。

地図サイトと、お天気情報サイトは提携すればいいのに。



 
 

ドコモに提案。

ezwebのサイトを見れるiモードアプリを作る。
SBサイトを見れるiモードアプリを作る。

3キャリアが相互乗り入れすると、もっとおもしろい。



 

2009年1月21日水曜日

あと5年でPCからネットをしなくなり、モバイルが当たり前になる(!?)

あと5年でPCからネットをしなくなり、モバイルが当たり前になるとのこと。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/43642.html

かなり過激な意見であるが、ある意味、真実であろう。しかも、面子が面子である。

まあ、モバイル端末の進化次第といったところか。

ともかく、小型ノートPCがよく売れたりと、流れは同じ方向を向いている。


 



 

インターネット、2つの基本原則

アーキテクチャ設計において、長年使われてきている2つの基本原則があるのだそうだ。

http://www.nic.ad.jp/ja/translation/icann/20030920.html

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(1)強靭さ(Robustness)の原則:
「自分が行うことは保守的であるように努め、他人の行いを受け入れるときは寛大であること」
[Jon Postel, RFC 793]

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(2)驚きを最小限に(Least Astonishment)抑える原則:
「プログラムというものは、ユーザを最も驚かせないような方法で常に応答する必要がある」
[古くからの伝え。原作者不明]

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メモしておこう




 

サミュエル・ウルマンの詩

一部だけ抜粋します。


You are as young as your faith, as old as your
doubt ; as young as your self‐confidence, as old as
your fear, as young as your hope, as old as your
despair.

  人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。
  人は自信と共に若く 恐れと共に老ゆる。
  希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる。





 

2009年1月14日水曜日

「情報爆発」の時代

文部科学省情報爆発プロジェクト成果報告会(H20年度)
に出席してきます。
もうしばらくすると、「情報爆発」という言葉が一般化してくるのではないだろうか。


http://www.infoplosion.nii.ac.jp/info-plosion/html/houkokukai-h20/


開発中のテーマにとても関連がある。
久しぶりにアカデミックな場所にいけるので、楽しみである。

が、のまれてはいけない。
私は平民(!)。目指すカタチは、シンプルなものだ。

問題意識はおそらく共有できていると思うが、
解決アプローチは、おそらく異なるだろうなあ。



 

2009年1月9日金曜日

情報コンシェルジュの次は、情報エージェント

10年前から予測してきた、ITによるコンシェルジュ的なサービス。
やっと一般化してきました。CMもよく放映されてますね。


■ドコモのiコンシェル
http://answer.nttdocomo.co.jp/concier/index.html


さて、次はなにか?

ずばり、コンシェルジュの次は、情報エージェント。
情報おまとめサービスの時代が来ると予測します。

ブログ、ニュース、・・・・気になる情報をチェックしているだけで
日が暮れてしまいますよね。

その人に必要な情報を、広範囲から効率的にあつめ、再構成し、
扱いやすい形で提供してくれる。そんなサービスが次に来るでしょう。




最後に、今後の流れ予想をメモ:

1。情報大洪水の時代となり、
情報をいかに収集するかといった時代は終わりました。
いかに選別するか、そしていかに整理するかが、ウェブサービスの
あらたな命題であろうと思います。

2。情報受信者の方が希少資源となったことを考えると、
視点の逆転が必要です。情報を欲しがる「人」を連れてくることが、
価値になります。
情報のグローバル化、フラット化の次は、→ ピンポイント化ですね。
Adwordsなんてその最たる例です。

3.本当にいい情報は、いまだにウェブには載っていません。
ノウハウ、経験、作法、などデジタル化されていない情報は
まだまだたくさんあります。
ウェブが網羅する範囲はまだまだ広げられます。




これを背景に、新しいサービスを考えています。


 

2009年1月8日木曜日

SEOが無意味になる日!?

それは、ページスクロールしなければ「検索結果」が見られなくなる日だそうで、すでにそれが起こっているようです。

http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/01/07/4743


「検索エンジン離れ」の兆候は他にもあります。それを「楽したい症候群」と名付けます。努力や苦労を極力回避して「結果」だけを望む人々を指し、・・・(略)

適切な検索結果を得るためには、周辺情報が不可欠で、「鈴木愛理」に辿り着くために「℃-ute」や「Buono!」、または「ピザーラ CM」と検索窓に入力します。これすら「面倒」と考える「楽したい症候群」の人間が多数派となったときに、従来の検索エンジン、そしてSEOは役割を終えます。



とのこと。
しかし、これは次世代の検索エンジンへ向けての陣痛であると私には思えてなりません。ネットサービスは、さらなる進化が求められているのだと。

そもそも、SEOという言葉自体が、一般のユーザーには未知の世界、関係のない話である。

わたしの知っている人(IT利用頻度は低い)は、検索なんかしない。ただ、デフォルトのYAHOOのTOPから、画面に現われるリンクを何気なくクリックするのみ。それがインターネットだと思っている。そして、これが意外と、一般大衆であり、メジャーなのだ。下記のブログのエントリーが参考になる。

http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/145


私が信念としているユーザー志向のサービスとは、やはり、メージャーであるところの「ITなんてよくわからないよ」という方々に目を向けることなのである。決して上だとか下だとか、どっちが優秀とかではなくね。

ITにはいろいろキーワードがある。グローバル化、フラット化、ロングテール化などである。
次の新しいステップは、このITの「メジャー化」「コモディティー化」ではないだろうか。

それゆえに今後、スタイル、カルチャーといった要素がITにとって益々重要となるであろう。