2000年代初頭の2大オンライン書店であるアマゾンとBK1。いまや雌雄は決しましたが、友人とその理由について議論しました。孫子の兵法「強国と同盟を結べば、勝ってもその捕虜となる」に思い至りました。
2000年代初等
■Amazon:
(-)弱み:再販制度という参入障壁
新参者=書店の敵、秩序破壊であるとみなされ、東販などの伝統的な取次店から取引を断わられた。
■bk1
(+)強み:伝統的な大手の取次店と仲良し。
↓
経過
■Amazon:
小規模な取次店と契約してなんとかOPENにこぎつける
■bk1
大手取次店と組んで順調な滑り出し♪
↓
その後
■Amazon:
(+)強み:大手と組まない分、「書評」が自由にかける!!!ので、
ユーザーのブックレビュー(書評)の書き込みが充実し、売上拡大の要因となった。
■bk1
(-)弱み:大手の取次店と組んでいるため(出版社とのしがらみがあり)、ユーザーによる書評、ランキングがつけられない
↓
現在、アクセス数で、50対1の差です。
■Amazonジャパン:
(勝)PVランキング 127位 リーチ 0.557%
■bk1: http://www.bk1.jp/
(負)PVランキング 8,595位 リーチ0.012%
まさに孫子の兵法:
「強国と同盟を結べば、勝ってもその捕虜となる 」ですね。
大きいアライアンス先と組むことはメリットとデメリットの両方があるということを、ベンチャーは知っておいた方が良いですね。私はユーザー視点に日々こだわり続けたいと考えます。