fig.1
私の見立てでは、STAP現象はあるけど、まだ細胞の初期化(そこから生命を再生できる)まで技術は固めてはいない、である。
それをNatureは固めたと誤解し、マスコミも騒ぎたてた。研究としてはまだ5%程度の完成度だろう。
STAPは細胞が酸で死ぬ直前にマーカーが反応する状態に時々なるというだけで、小保方さんはそれを初期化だと信じた。教授連中もそれに乗っかった。しかしその初期化からまだ生命は作れない。再現できない。
とはいえ、その酸で死ぬ直前の性質を利用して、細胞の初期化を(死なせる前に)固定できる手法を確立したら間違いなく歴史が変わる。すごく難易度が高いけど、小保方さんがやりたがっているのはそれだろう。
そのためには(研究を続けるには)論文数の実績がいる。
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なので、途中段階をver0.1としてNatureに送った。
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ver0.1だと掲載拒否された
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なので、0.8ぐらいに盛った(たまにそういう研究者はいる)
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実は0.1だということの但し書きを省いた(アホやで)
論証の弱い部分はコピペで補った(アカンで)
マウスも別のに差し替えた(擁護の余地なし)
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インパクトがあったのでNatureも載っけた(ある意味共犯)
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炎上
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まだ途中(ver0.1)なので、記者会見で詳細を聞かれても答えられないし、肝心のコツは秘匿したい。
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再炎上
彼女が大学の助教など(無期限の身分)だったら、多分こんな発表はしなかっただろう。
契約期間のある研究者の悲哀である。
若い研究者らしく功を焦った。
それを指導する体制も弱かった。理研の「そんな指導をしなきゃいけないアホは、理研にはいないはず」という前提が崩れた。
これは、名前だけ出して研究成果を稼ぐ、東大教授連中の喜劇でもある。
この点は笑ってよい。
※私なら、この研究段階ではNatureには出さず、もっとマイナーな論文誌に送る(途中段階なら、目立たないほうがいいから)。論文の置き方は「STAP初期化の可能性の定量分析」ぐらいにしておく。ま、一応大人なので。
※この現象は今後も研究されるだろうし、将来誰かによって真の成果が出ると思う。
※通常、理研は、理系の中でもエリートしか行けない、はず。
※小保方さんはもう理研にはいられないだろう。査読も厳しくなる。どこかが拾ってくれればそこで頑張ればいいし、どこも拾ってくれなければ辞めるしかない。ただそれだけのこと。
まあ、世界は広い。どこかあるとは思うのでそこで再現条件を特定すれば逆転が可能。ただし、ものすごく難しい。
fig1: http://www.freeimages.com/photo/740733