「時間集約型」産業が今後10年で勃興するであろう。
我が社はそれを先んじてコンセプトとしたい。
「時間集約型」産業の背景
振り返れば、労働集約的なものから続いて産業革命が起こり、
資本集約的な重工業で20世紀は進み、
そして21世紀にかけて、知識集約型産業が興った。
しかし、いまや「知識(information)」は偏在しており、
希少価値はなくなったとも言える。爆発的なITの効用である。
さらに「情報爆発」という言葉があるように、
その知識が増殖しすぎて収集がつかない、整理が追いつかない…
という時代に移行しつつある。
「時間資源」を「開発する」
では、情報の次にくる希少価値とは何であろうか?
私はそれを「時間」だと考える。
人間の寿命は、当面はどんなに技術が進んでも
変わらないだろう。1日の長さも変わらない。
ムーアの法則が働かないのだ。
そのため、時間の希少性は、世の中の多様化と
高度化に伴い増すばかりだ。
時間をいかに活かすかが、その他の労働・お金・知識を使う上で、
ますます鍵となる。そういう意味では、エネルギーなどと同じ
「資源」だと考えてもいい。
時間集約的産業は、無駄な時間・反復・非効率・分離を排除し、
時間と空間を有機的に、有意義につないでいく。
その結果、一定の時間を、何倍もの時間に変えていく。
まさに、「時間資源」を「開発する」ということだ。
Beyond IT!
時間開発を成し遂げるための核となる領域は、ITと深層心理学である。
時間開発は、IT産業が検索やユビキタス化、ソーシャル化の次に目指す価値である。
そのためには、ITはITを超えなければならない、と思う。
まだまだ時間や手間暇や思考量がかかりすぎるため、
時間開発という視点では、ITはまだまだ未開なのだ。
みなさんもそう思いませんか?
2011年5月9日月曜日
「時間集約型」産業の時代へ
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