ウェブサービスの提供についての話をしたい。
これまでは(当たり前だが)、サービス提供業者=UI提供業者 と同一だった。
例えば、
Googleの検索は、Googleのページで。
Mixiのサービス利用は、Mixiのサイトで。
ぐるなびのデータをみるのは、当然、ぐるなびのサイト。
当たり前に聞こえますね。
これまではそうでした。
これからは(すでに始まっているけど)A社のデータ資産を、B社のサイトで閲覧することが普通になる。
例えば、twitterのサービスでは、本家のサイト「twitter.com」でサービス利用している人はむしろ少数派だ。みんなは、twitterクライアントという、第3社(サードパーティ)が作ったアプリから使うのだ。理由は、そのほうが本家よりも「便利」だからで、すでに100以上もあるアプリが切磋琢磨している。
http://usy.jp/twitter/index.php?Twitter%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88
これはここにきて新しい流れ。普遍的なパターンになると思う。
これは、各社が「外部からサービスを利用する方法」(APIと呼ばれる)を公開する時代ならではだ。確かに、自社のデータを広く利用してもらった方が、ビジネス機会は広がる。この発想の転換は革命的だ。(囲い込みとは真反対の考え方で、レベニューさえシェアできれば、データをOPENにしてOKという仕組み)
もちろん、ご存じGoogleも、Amazonも、そうそうたるIT企業もAPIを提供している。(API一覧:http://mashupaward.jp/ )
驚くべきなのは、このAPI、つまり、第3者としてデータにアクセスするのは、誰でもできる!こと。完全に公開されている。(ちょっとの技術さえあればあなたでも)
話をもとにもどそう。大手のウェブサービスの巨大なデータをを、自分のウェブサービスから利用できる時代になった。それらを組み合わせて(マッシュアップして)、新しいサービスを作るのがすでに流行っていた。
で、APIを使って、本家サイトよりも UIがもっと便利なものを作るのってありでしょう?ってことも言いたい。APIの使い方として、スキンのようにUIだけ組み替える。
今後3年くらいの、おもろい方向性が見えてきた。
2010年2月4日木曜日
ユーザーインターフェース(UI)の分業時代
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