タックスヘイブン [租税回避地] に1000兆円もの価値が、私欲で滞留している。1000兆円といえば、世界の富の4分の1、日米合計分の富に匹敵する規模だとされている。
今起きていること
それら租税回避を疑われる会社名がリークされて騒ぎになっている(記事)。日本の名だたる企業名でも数多くヒットする(サイト、ネットの書き込み)。
今年になって、財政が逼迫している欧州がやり玉に上げ始めた。国民としての義務を果たさずグローバル化の旨みだけを享受するこの手法はもう通用しなくなるだろう。
皮肉なことに、今になって日本政府も埋蔵金を見つけたというわけだ。
未来は?
では、今後の手口(?)はどうなるのだろうか。
たぶん次のスキームは「ビットコイン」 あたりなんだろうと予測する。匿名で使えるデジタル暗号型のネット通貨だ。換金レートが変動する「株」のようなものであるが、そのまま通貨としても使える。
引用:
Bitcoinは極めて低いコストでの決済(およびマイクロペイメント)を権力機関や発行者無しで平均10分程度の待機によって可能にする。 リンク
政府も中央銀行も関係ない独自のお金だ。
ビットコインは、キプロスでまもなく世界初のATMが設置される リンク
世界最大のビットコイン取引所「Mt.Gox」を利用すると日本の銀行口座から簡単に日本円を入金できます リンク
仮想通貨Bitcoin、流通総価値が10億ドル超え リンク
すでに米司法・金融当局はネット上の送金などに使われるデジタル通貨への警戒を強めている。リンク
Bitcoin自体は今も紆余曲折の段階だ。リンク1 リンク2
類似サービスも複数生まれて、技術的にもまだまだ発展途上である。
お金じゃないから、課税のしようがない。
経済が、政府や中央銀行などといった「金融」の枠外に進んでいくのが歴史の流れなのだろう。タックスヘイブンが「国境」の枠外で税制を骨抜きにしたように。
資本主義の中心核では「資本主義」はもう変わり始めているのかもしれない。
キーワード:マイクロコマース、マイクロペイメント、
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