佐々木 俊尚 (著)の
ウェブ国産力―日の丸ITが世界を制す (アスキー新書 047)
によれば、
“要素技術の研究が大企業主導型になってしまい、その結果、要素技術が消費者向けのサービスに結びつかない構造にできあがってしまっている点”
とのことです。まさに納得です。ずっと言葉に出来なかった、いわば日本へのもどかしさはこれです。
昔の自分を思い出しても、やはり視点が業界内部に向きすぎになっていた覚えがあります。その根底にある意識は、もちろん収益への拘泥です(企業なので当然ですが、その姿勢が逆にグローバルな収益に結びついていない現実をふまえて、あえて)。
つまり、守りの姿勢。再チャレンジが認められにくい社会意識が、さらにその根底にあると感じます。
紹介元の:http://blogs.itmedia.co.jp/business20/2008/06/it-f3fc.html
では、
「世界の市場に挑戦していくために、日本のIT業界が企業の規模に関係なく力をあわせる時期がきている」と結んでいます。
私も、ベンチャー企業として、「創造的破壊」に果敢に挑みたい。
世界に通じるサービスを、我々は作れると信じています。
ちなみに、日経の統計に因れば、おおよそ30年で企業の成長寿命はピークを迎えるようです。
世界に通用する新しい日本企業の代名詞(SONY,TOYOTA,HONDA,...)が、そろそろ欲しい気がします。
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